導入について

APPLICATION

レーダー導入の前に知っておきたい3つのこと

レーダー導入の前に
知っておきたい3つのこと

  • 01レーダーの強み(他のセンサーとの比較)
  • 02導入シチュエーション
  • 03各周波数の特徴と用途
01

レーダーの強み
(他のセンサーとの比較)

STRENGTHS

Radar LiDAR 超音波センサ ビジョン(カメラ)
耐候性(雨、霧、ほこり)
耐候性(夜間、逆光)
バイタルセンシング × × ×
プライバシー ×
中距離検出(5〜30m) ×
⻑距離検出(30m〜) ×
距離精度
速度検出 ×
角度検出 ×
サイズ
コスト

※上記表は当社調べ

レーダーが最も他のセンサーに比べて
優れている点は耐候性です。

雨や霧といった悪天候、また夜間や逆光といった環境でも検知できます。そのため、ドローンや車両の衝突防止といった、屋外での用途に非常に適しています。
また、プライバシーへの配慮が必要なシチュエーションへの導入も適しています。カメラのように画像を取得することなく、トイレや浴室などで急病などの異変を検知できます。

レーダーはバイタル信号(心拍、呼吸、体動)の取得が可能です。

乳幼児や介護現場での病状の変化、窒息などの検知にも応用が可能です。
カメラやLiDARが得意としている認識処理をレーダーで実現することができれば、耐候性など他のセンサーにない優位性を得ることができます。カメラのようにレンズの汚れで検知ができなくなる、ということもないので、レーダーはメンテナンスフリーであることも大きなメリットです。
レーダーの具体的な導入事例を紹介します。

02

導入シチュエーション

APPLICATIONS SITUATION

防犯対策

防犯対策

敷地内への不審人物等の侵入を検知し、距離・角度を判断し、防犯対策として期待できます。

乳幼児や介護現場での見守り

乳幼児や介護現場での見守り

ベッドでの呼吸や脈を検知し、病状変化の検知や窒息などの事故を防ぎます。

安全性の検知

安全性の検知

トイレや浴室などのカメラ設置が難しい場面で、プライバシーに配慮しながら、急病などの異変を検知できます。

省エネ機器として

省エネ機器として

照明や家電機器と組み合わせることで、人を検知し電源のON/OFFを自動制御することが可能になり、省エネ機器として使用できます。

非接触レベル計

非接触レベル計

霧や粉塵などの影響を受けることなく、タンク内の容量や、河川の水位などを計測できます。

ドローンの衝突防止

ドローンの衝突防止

ドローンの周囲にある障害物検知や、ドローンポートの周辺監視用途として、期待されています。

人の安全監視センサー

人の安全監視センサー

駐車場内の衝突監視や、車内の居残り検知センサーとして期待されています。

建機の衝突防止

建機の衝突防止

建機は工事中の事故が問題になっています。悪天候など、耐環境性に強いレーダーが人の巻き込み防止センサーとして利用されています。

03

各周波数の特徴と用途

FEATURES AND USES

各周波数の特徴

FEATURES

周波数ごとにメリットもあればデメリットもあります。お客様の利用用途に適した周波数のレーダーをお選びください。

メリット デメリット
24GHz 周波数が低く扱いやすい
海外での使用可
サイズが大きい
高速度領域に対応できない
ICの商品数が少ない
60GHz 距離精度が高い
サイズが小さい
海外での使用可
広帯域は出力制限あり
法律の制約が多い
試験難易度が高い
ICメーカーが少ない
76/79GHz 距離精度が高い
サイズが小さい
ICメーカーが多い
海外使用不可(車載専用)
空中での利用制限あり(ドローンなど)

各用途に適した周波数

FREQUENCY

用途ごとに適した周波数があります。下の表が目安となります。

24GHz 60GHz 76GHz 79GHz
セキュリティー
見守り
バイタル
省エネ機器
非接触レベル計
ドローン × ×
車載
建機
駐車場
ピープルカウント
動物検知
ジェスチャー × ×
評価キットについて